8月中旬、舞台終わりの松たか子(43才)をキャッチした。コロナ禍で開催が危ぶまれた舞台『イヌビト~犬人~』の中日のこと。ショートヘアの黒髪が濡れて、照明に当たって艶やかに光っている。紺のTシャツにオリーブ色のパンツと、決して派手ではないが、おしゃれな柄のマスクとその濡れ髪だけで、オーラが出ているところは、さすがである。
13年前にミュージシャンの佐橋佳幸(58才)と結婚した後は、5才になる長女の育児をしながら、負担にならないペースで舞台を中心に芸能活動を続けている。今年は、2月に米国ロサンゼルスのハリウッドで開催された世界最大の映画の祭典、アカデミー賞授賞式に出席。歌曲賞にノミネートされた『アナと雪の女王2』の主題歌を、世界各国のエルサ役の声優たちとともに歌唱。日本人で初めてアカデミー賞で歌を披露する大役を果たした。また、6月にスペシャルドラマ『スイッチ』(テレビ朝日系)でヒロインも好演した。
さらに、あるテレビ局ドラマディレクターは「実は来年4月にフジテレビの連続ドラマの主演が内定しているようです。2017年の『カルテット』(TBS系)以来4年ぶりの連ドラ主演になると、業界内で話題になっていますよ」と明かした。
脚本は、その『カルテット』や、かつての大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』を手掛けた坂元裕二氏(53才)といわれている。
「坂元さんは、23年前の松さんのデビュー曲『明日、春が来たら』の作詞も担当していた旧知の仲。最も信頼する脚本家で、2人は名コンビですから、実現すれば、また話題になるはずです」(前出・テレビ局ドラマディレクター)