現職の国会議員である秋元司・元内閣府副大臣が収賄容疑で逮捕、起訴されたカジノ汚職事件で、思わぬ“大物”の名前が取り沙汰されている。
8月4日、秋元氏の支援者3人が、贈賄側の中国企業元顧問に公判で嘘の証言をするよう働きかけた証人等買収容疑で逮捕。20日には秋元氏も同容疑で再逮捕されたが、
「もう一人、一連の証人買収を秋元容疑者とともに主導した人物として、50代男性に東京地検特捜部が逮捕状を出していた。それが朝堂院大覚氏の息子・松浦大助容疑者だったのです」(全国紙社会部記者)。
朝堂院氏といえば、大阪有数の富豪の家に生まれ、冷凍機器メーカーの社長として財を成す一方、後藤田正晴ら歴代の大物政治家、そして暴力団、右翼にも深いパイプを持ち、“最後のフィクサー”の異名を取る人物だ。
「過去にはオウム事件や朝鮮総連本部売却問題でもその名が取り沙汰された。最近はベストセラーになった小池百合子知事の評伝『女帝』(石井妙子著)に登場し、知事とは父・小池勇二郎氏を含めて密な付き合いをしていたことを明かしている。
これまで認知した子供は世界で57人いるという好色家でもあり、その子息の一人である松浦容疑者は都内でコンサル業を営んでいる。秋元容疑者とは数年前に知り合ったようだ。松浦容疑者が興行に関わった2018年大晦日の格闘技イベント『RIZIN』では、メインイベントのメイウェザーvs那須川天心戦で双方に花束を贈呈するプレゼンターとして登場した」(同前)