スポーツ

オリックス監督交代が常態化 96年オフが悪しき風習の根源か

戦力的には何ら見劣りしないのだが…(時事通信フォト)

「最後に優勝争いしたのはいつやったかな」──ファンからそんなボヤきが聞こえてきそうなオリックス。12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている球団は今年もまたシーズン途中での監督解任劇となった。「震災復興」を旗印に、地元のみならず日本中を沸かせたかつての栄光は、もう取り戻せないのか──。

「当時はイチロー、田口壮、藤井康雄がいて、ニールやD・Jら外国人も主軸に相応しい活躍をした。ただ、あの頃と比べても決して今のオリックスの戦力が足りていないわけではないんですが……」

 そう語るのは佐藤義則氏。1977年に前身の阪急に入団し、1995年リーグ優勝、翌1996年は日本一と、オリックスの黄金期を支えた一人だ。だが、それから23年間、オリックスはリーグ優勝から遠ざかっている(次点は1998年を最後に優勝していないDeNA)。

 8月20日、一度も貯金が作れないまま西村徳文監督が辞任し、中嶋聡二軍監督が代行を務めることが発表された。西村監督は退任会見すら開くことなく、チームを去った。

「事実上の解任です。西村監督の独断で現場はかなり混乱していた。二軍が推薦しても、別の選手を一軍に上げたり、ファームの選手に無茶なコンバートをさせてきた。

 求心力が失われるなか、選手の信頼をさらに損ねる事件も起きていた。今季はコロナの影響で、選手は遠征先で外出できませんが、“同一カード6タテ”という屈辱を喫した開幕2カード目の遠征中に西村監督が外食したという話が流れた。これでチームの士気は一気に下がりました」(担当記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《私が撮られてしまい…》永野芽郁がドラマ『キャスター』打ち上げで“自虐スピーチ”、自ら会場を和ませる一幕も【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
(SNSより)
「誰かが私を殺そうとしているかも…」SNS配信中に女性インフルエンサー撃たれる、性別を理由に殺害する“フェミサイド事件”か【メキシコ・ライバー殺害事件】
NEWSポストセブン
電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
女性2人組によるYouTubeチャンネル「びっちちゃん。」
《2人組YouTuber「びっちちゃん。」インタビュー》経験人数800人超え&100人超えでも“病まない”ワケ「依存心がないのって、たぶん自分のことが好きだから」
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、大学進学で変化する“親子の距離” 秋篠宮ご夫妻は筑波大学入学式を欠席、「9月の成年式を節目に子離れしなくては…」紀子さまは複雑な心境か
女性セブン
品川区にある碑文谷一家本部。ドアの側に掲示スペースがある
有名ヤクザ組織が再び“義憤文”「ストーカーを撲滅する覚悟」張り出した理由を直撃すると… 半年前には「闇バイト強盗に断固たる処置」で話題に
NEWSポストセブン
現在は5人がそれぞれの道を歩んでいる(撮影/小澤正朗)
《再集結で再注目》CHA-CHAが男性アイドル史に残した“もうひとつの伝説”「お笑いができるアイドル」の先駆者だった
NEWSポストセブン
『THE SECOND』総合演出の日置祐貴氏(撮影/山口京和)
【漫才賞レースTHE SECOND】第3回大会はフジテレビ問題の逆境で「開催中止の可能性もゼロではないと思っていた」 番組の総合演出が語る苦悩と番組への思い
NEWSポストセブン
永野芽郁の不倫騒動の行方は…
《『キャスター』打ち上げ、永野芽郁が参加》写真と動画撮影NGの厳戒態勢 田中圭との不倫騒動のなかで“決め込んだ覚悟”見せる
NEWSポストセブン
電撃の芸能界引退を発表した西内まりや(時事通信)
《西内まりやが電撃引退》身内にトラブルが発覚…モデルを務める姉のSNSに“不穏な異変”「一緒に映っている写真が…」
NEWSポストセブン
入院された上皇さまの付き添いをする美智子さま(2024年3月、長野県軽井沢町。撮影/JMPA)
美智子さま、入院された上皇さまのために連日300分近い長時間の付き添い 並大抵ではない“支える”という一念、雅子さまへと受け継がれる“一途な愛”
女性セブン
交際が伝えられていた元乃木坂46・白石麻衣(32)とtimelesz・菊池風磨(30)
《“結婚は5年封印”受け入れる献身》白石麻衣、菊池風磨の自宅マンションに「黒ずくめ変装」の通い愛、「子供好き」な本人が胸に秘めた思い
NEWSポストセブン