「20代の頃はそれこそ“ちょい悪”な自営業のおじさんとデートしていましたけど、それはそれで準備や気を遣ったりして疲れるんですよね。仕事帰りに一緒に過ごしたいと思うのは、素の自分を見せられるような居心地のいい人なんです」
同じ会社で管理職の飯尾似の彼は、見た目は地味で独特の話し方から社内で変人扱いされていたが、ルリさんにとっては楽しい人なのだという。
「飲みに誘うといつも渋めの落ち着くお店を選んでくれるのに『おっさんはお洒落な店はもうさっぱりわからないよ』と謙遜するんです。私の愚痴には『いいや、君は悪くない』『君は見ていて飽きない』って褒める切り返しをしてくれる。
気取った料理は苦手で『レバーパテなんか頼むより焼鳥の肝のほうが旨いんだ』と言ったり、下ネタ話になっても『俺はもう全然機能しない!もうダメ!』ってカッコつけずに弱みを明かすところが、なんか愛おしい!ってなる。だからついからかいたくなって時々ハグしたり、帰り際に軽くチュってしたりします(笑い)」
※週刊ポスト2020年9月11日号