K-POPアイドルグループやドラマ『愛の不時着』(Netflix)が人気化するなど、韓国文化=Kカルチャーが再び注目を集めている。中でも多くの若い女性が取り入れているのが、“オルチャンメイク”こと韓国ガール風メイクだ。韓国で流行する“かわいい系”のメイクで、街でもしばしばオルチャンメイクを実践している女性が目に飛び込んでくる。
一方で、最近のトレンドメイクは、韓国から「中国顔」に移行しつつあるという。最新美容情報をウォッチし続けている女子大生Aさん(10代)が語る。
「オルチャンメイクの後に流行っているのは、『チャイボーグ』メイクですね。チャイボーグというのは、チャイニーズとサイボーグを掛け合わせた造語です。中国人のインスタグラマーさんは、人間離れしたお人形のような容姿をしています。それをメイクで再現したものです。
ポイントは太めでしっかりと山を作った眉毛、中国の陶磁器のような白い肌、切れ長のアイラインに、縁取りした真っ赤なリップ。このメイクは昨年の冬くらいからすでに流行っていましたが、コロナでマスク着用をするようになったこともあり、目元を強めに仕上げるチャイボーグがさらに人気を集めているのだと思います」(Aさん)
なぜ「中国顔」のメイクを実践するのか。Aさんは、こう続ける。
「中国女子が可愛いと思うようになったきっかけは、やっぱり中国人インスタグラマーさんです。インスタはおすすめの投稿をレコメンドしてくれる機能があるのですが、そこで中国の女の子のアカウントがオススメされ、フォローしました。韓国メイクよりも大人っぽく見えるところが魅力だと思います。実年齢よりも高く見せたいときにはオルチャンメイクよりもチャイボーグメイクですね」(Aさん)
とはいえ、正直なところ「オルチャンメイクとチャイボーグメイクの違いが今ひとつ分からない」という人も多いことだろう。具体的に、それぞれのメイクの特徴はどこにあるのか。ガールズ系のネットメディアで働く女性編集者・Bさん(30代)が語る。