東京ドームの敷地内、21ゲート脇に一際目を惹く施設「野球殿堂博物館」がある。野球界の発展に貢献し功労者として表彰され「野球殿堂入り」した人々の肖像レリーフを飾っている他、プロ・アマを問わず野球のあらゆる資料を収蔵・展示している日本初の野球専門博物館だ。野球ファンの聖地といえるこの場所を、201勝を挙げ自身も2017年に殿堂入りを果たした平松政次氏と、美人女子野球選手として知られる加藤優氏がナビゲートする。
平松:この博物館に来たのは、野球殿堂に入った2017年以来だね。
加藤:改めて殿堂入りおめでとうございます。この肖像レリーフが並ぶ殿堂ホールは圧巻ですね。
平松:約150年の日本野球の歴史の中で、プロ・アマを問わず選ばれた207人の顔が並んでいる。この中に自分がいるというのは身が引き締まる思いですよ。
加藤:あっ、平松さんのレリーフがありました。肖像の向きは正面とか横とか、人によって様々なんですね。
平松:写真を何枚か提出して彫刻家の先生が制作する参考にしてもらうんですよ。僕は大洋一筋だけど、いくつか球団を渡り歩いた選手は帽子の球団マークも選べる。工藤公康は帽子を被ってないな。決められなかったのかな(笑い)。
加藤:殿堂ホールでは公式アプリで殿堂入りされた方々の動画が見られるんですね。平松さんのピッチングフォームは本当にダイナミックですよね。
平松:三振を奪うシーンばかりで嬉しいよ。他の人の動画ではポカスカ打たれているんだろうけど(苦笑)。