「やられたらやり返す。倍返しだ!」。流行語を生んだ前作から7年。堺雅人(46才)主演のドラマ『半沢直樹』(TBS系・日曜21時~)が日曜日の夜を沸かせている。第7話(8月30日)の視聴率は24.7%。これまで全話20%超えの、誰もが認める国民的ドラマとなった。
「放送前には7年のブランクを心配する声もありましたが、杞憂に終わりました。予告などで期待値が高まっていたところに、新型コロナの影響で放送が延期になり、飢餓感が大いにあおられた結果、視聴者も前作以上にハマっているようです」(テレビ局関係者)
この大成功は制作スタッフらの余念がない準備の賜物でもあった。その1つがキャスティングだ。
「堺さん側から、キャストは前作とあまりかぶらないように…と依頼があったようです。主要キャストは、そのままにした上で、堺さんなりに『ドラマの雰囲気を前作とは変えたい』という思いがあったのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
今作のキャストを見てみると、プライベートでの交流も見えてくる。半沢が通い詰める小料理店の女将・智美を演じているのは、年を重ねるほどツヤっぽくなる井川遥(44才)。半沢たちを接客することで、銀行の内部事情にも相当詳しい。半沢はそんな彼女にすっかり心を許し、その仲は上戸彩(34才)演じる妻も不安視するほどだ。
7話では女将の衝撃の事実が明らかに。彼女は半沢の上司である中野渡謙頭取(北大路欣也・77才)の元部下だったことが発覚したのだ。
「寝返りと裏切りは半沢の面白さの1つですが、今後は半沢が信頼していた女将が敵になるかもしれません」(ドラマ関係者)
女将の今後の立ち位置が気になるが、井川と堺には、意外な縁がある。 「堺さんの妻の菅野美穂さん(43才)と井川さんに共通点があるのです」(広告関係者)