ライフ

エリア別・家庭内コロナ対策法 使い捨てマスクは玄関で廃棄

家の中のレッドゾーンは「玄関」(写真はイメージ)

 いまなお衰えることのない新型コロナウイルスの脅威。外出時にマスクをつけるなどして、感染対策をする人も多いだろうが、一方でウイルスは静かに家庭内に侵入する。だからこそ、家庭内での感染対策こそ重要なのだ。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんはこう話す。

「家庭内では、『ウイルス汚染度の区分け』が大事です。各ゾーンの危険度に応じた感染対策を講じてください」

 キッチン、寝室、玄関など具体的なシーンでどう対策すればいいのか? 家庭内をレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンの3つに分類。さらに、感染危険度を★で3段階評価(★が増えるほど高リスク)したうえで、感染対策を紹介する。

■レッドゾーン
 ウイルスに汚染されていることを前提とする最も危険な区域。外から屋内に持ち込まれたウイルスは、手指の消毒や着替えなどにより、このゾーンでできるだけ除去したい。

【玄関 ★★★】
 かばんなどにウイルスが付着している可能性があるので、まずブラシで表面のほこりを落とし、その後にアルコールで除去してから室内に持ち込む。使い捨てマスクをしていた場合、玄関に用意したフタつきのゴミ箱に廃棄する。再利用するマスクはイエローゾーンに持ち込み洗濯する。

■イエローゾーン
 屋外でウイルスが付着した可能性のある衣類や持ち物が持ち込まれるなど、ウイルスがいると仮定して警戒しなければいけない中間区域。

【廊下 ★★】
 手すりやドアノブ、照明スイッチなど手を触れやすい場所は、毎回アルコール消毒をする。廊下に1本アルコールスプレーを用意し、移動する人が各自、消毒するように。床は1日1回の清掃を心がけ、ほこりを除いてからアルコール噴霧。

【トイレ ★★★】
 水を流す際にできる水の渦によって、排泄されたウイルスを含む飛沫が1mほどの高さまで放たれる可能性がある。そのため、使用前には消毒し、水を流すときは便座のフタをしめる。

【洗面所 ★★】
 タオル、コップなどは各自で使い分け、お互いの歯ブラシが接触しないように距離を離す。歯磨き粉からの感染疑いの事例があるため、各自別々に用意した方がいい。洗濯機に衣類を入れる際は、ウイルスが付着しているかもしれない汚れた部分を内側にする。心配なら、80℃の熱湯に10分つける。

【浴室 ★★】
 帰宅後、ウイルスを持ち込まないため玄関で服を脱ぎ、シャワーを浴びたい。タオルは個別で使い、毎日洗濯する。利用後はシャワーで風呂を流し、換気。その際、ドアを開け放して乾かせば感染リスクは低くなる。利用前にドアの取っ手などに触りウイルスが付着する場合もあるので、こまめにアルコールで拭き取る。

関連記事

トピックス

SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
漫画家・柳井嵩の母親・登美子役を演じる松嶋菜々子/(C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
松嶋菜々子、朝ドラ『あんぱん』の母親役に高いモチベーション 脚本は出世作『やまとなでしこ』の中園ミホ氏“闇を感じさせる役”は真骨頂
週刊ポスト
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン