多感な時代に、誰しも一度は我を忘れて熱中したものがあるはず。薬剤師のジュンさん(53才)は、中学生以来40年来の松田聖子ファンで、自宅には集めた聖子グッズを保管する「聖子専用部屋」があるほどの筋金入りだ。そんなジュンさんに、蒐集した聖子グッズについて話を聞いた。
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ブロマイド
ブロマイドは、「見つけたらすぐ購入」が鉄則です。スターブロマイドでおなじみのマルベル堂のものもたくさんあります。値段はだいたい1枚100円。見つけたら欲しくなって、あるだけの種類を買っていました。多すぎて数え切れないくらいですが、初期のものがやっぱりレアなのかなぁ。友達から「お誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれたら、「ブロマイド!」と即答していたことを思い出します。
聖子本
聖子にまつわる本は1980年代に特に多く出版されていて、本人が携わった「公式本」から、彼女を追った「研究本」までいろいろありました。なかでも、本人が著者のものは必ず2冊、購入していました。実際に読む1冊と、保存用の1冊です。
『両手で聖子』(集英社)は1981年に出たエッセイ本で、デビュー当時からのエピソードが綴られています。まあ、正直、私は全部知っているようなことばかりでしたけど(笑い)。聖子が花輪をかぶってカーディガンを着ているのは、雑誌『明星』(集英社)の付録です。これ、『明星』を買っていた何人かの友達がくれたものなんですよね。だから4冊あるんです。