全米190万部の大ベストセラーが、いよいよ日本に上陸する。ドナルド・トランプ大統領の姪のメアリー氏が上梓した『世界で最も危険な男』(邦題、小学館刊)だ。同書によれば、彼の人格のルーツはビジネスではなく、「幼少期の破滅的な家庭環境」にあるという。
1946年、トランプ家の第4子として、米ニューヨーク州に生まれたドナルド・トランプ。父フレッドは15才の若さで不動産会社を創業し、ニューヨーク市内に数多くの住宅を建設するなど、ビジネスの天才だった。政財界の重要人物との人脈も広かった。しかし、家庭のことは妻のメアリー・アンに任せきりの亭主関白。“育児は女がやるのが当たり前。自分にとって重要なのは家庭より仕事。だが、家族のことはすべて自分の一存で決める”という考えを持つ父親だったという。
ドナルドは父から、“女性に対する感覚”も受け継いでいたという。
「トランプ家は、女性の意見がすべて無視される、ひどい女性蔑視の家庭でした。そうした環境で育ったドナルドにとって、女性とは自分の目標を達成させる“モノ”でしかないのです」(メアリー・以下同)
同時に、ドナルドにとって、女性は単なる性的対象でしかなかった。姪であるメアリーに対してもそうだ。ドナルドは別荘で水着姿になっていた20代後半のメアリーをまじまじと眺め、「こいつはすごい、ナイスバディーだ」と息を荒らげていたという。
ドナルドはこれまで数々の著名人をデートに誘い、断られてきた。そうしたとき、ドナルドは決まって次のような反応を見せていたという。
「デートを断った女性を、“出会ったなかで最もブスで、最もデブで、最悪の女たち”と罵っていました。歌手のマドンナのチューインガムの噛み方が気にくわないとか、元フィギュアスケート選手のカタリナ・ヴィットの脚が太いとか、ひどい中傷です」