本来、独身者の恋愛にはなんら障害はないはずだが、それが“別れたて”の場合、周囲の風当たりが強まるもの。離婚男性の「新たな恋」は、いつから許されるのか──芸能界を騒がせた実例から探った。
〈私は今年の三月に離婚致しました。(中略)私の不誠実な行いのせいで、周りの人を傷つけてしまったことを、重く受け止め、深く反省しております〉
9月3日、人気漫画『キングダム』作者の原泰久氏は、こんな“謝罪文”をツイッターに投稿した。
本誌・週刊ポスト8月3日発売号が原氏とタレントの「こじるり」こと小島瑠璃子との福岡連泊デートを報じて以降、初めて出したこのコメントに対し、ネット上では〈いまは独身なんだから誰と交際しようと自由でしょう〉と擁護する声もあったが、〈もうお泊まりか〉〈前妻は辛いな〉と、原氏の早すぎる交際に非難が集まった。
日本の離婚率は実に38.3%(厚労省2019年調べ)。3組に1組が離婚するこの時代に、離婚男性の“再恋愛”はいつまで隠さなければならないのか。
2019年に男性ファッション誌『オーシャンズ』が30~40代の離婚歴のある男性200人を対象にアンケート調査をしたところ、30%は離婚後半年以内に新恋人ができていた。1年以内となると45%にのぼる。
だが、すぐに恋人ができても「それを周囲に明かす時期には気をつけたい」というのは、離婚カウンセラーで夫婦問題研究家の岡野あつこ氏だ。
「離婚から半年以内の恋人発覚はどうしても前妻との交際期間の“重なり”を疑われて、批判を受けやすい。仮に恋人ができても、少なくとも1年間は隠したほうがハレーションは起きない」