国内

美智子さま マンションから手を振る住民に笑顔で振り返す

穏やかな笑顔で皇居に向かわれた(9月11日、東京・千代田区 撮影/黒石あみ)

 外出を控える“おこもり生活”を続け、徹底した危機管理をされてきた上皇后美智子さま(85才)の体調が心配されている。5月には原因不明の微熱を発症され、それがいまでも続いている。感染対策をした上で、なんとか外出し、健康を保っていただくことはできないか──美智子さまの静かな異変を感じた周囲はそう苦心したという。

「美智子さまは昨年6月に白内障の手術を、9月には乳がんの摘出手術を受けられました。術後は定期的な経過観察が必要で、当初は今年7月に検診を受けられるはずでした。しかし、コロナが拡大したために、お引っ越し後一度も検診に行けない異例の状態が続きました。感染状況が落ち着いたら検診を受ける予定でしたが、その目処はいっこうに立ちませんでした」(宮内庁関係者)

 上皇上皇后両陛下には24時間見守る侍医がつくため、御所内でも簡単な診察をする機会はあるだろう。だが、病院で充分な検査を受けられないままでは、重大な異変があったときに見過ごしかねない。

「外出されれば、いくら近場でも感染のリスクは高まります。ですが、そのまま外出されなければ、万一の事態も招きかねない。そのギリギリの対応の見極めの中で、世間での感染状況も考慮しながら、“昨年受けられた白内障や乳がんの手術後の検診のため”という目的で、担当医から美智子さまに外出と通院のお願いを申し上げたのでしょう。

 それも、上皇陛下が皇居に通われるタイミングと合わせることで、美智子さまの不安を少しでも和らげられるよう配慮したのだと思います」(前出・宮内庁関係者)

 病院に通われた9月11日も18日も金曜日で、これからもしばらくは金曜日に皇居に向かわれるとみられる。実は金曜日は、皇居東御苑の一般公開の休園日。今後、池や植栽が美しい広々とした庭園を両陛下でご一緒に散策されれば、新たな“癒しのひととき”になるのではないだろうか。

 9月11日に宮内庁病院で検診を終えられた美智子さまを、仙洞仮御所前では多くの住民が出迎えた。

「御所付近には100人ほどの人が集まっていました。なかには、近くの高校に通う女子高生もいて、“美智子さまだ!”と声を上げて喜んでいました。美智子さまはその声に気づかれたのでしょう、そちらに向けて笑顔で手を振られたように見えました。検診のお疲れもあったと思いますが、表情はパッと明るくなったようでした」(皇室記者)

関連記事

トピックス

田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(中央)
《父・修被告よりわずかに軽い判決》母・浩子被告が浮かべていた“アルカイックスマイル”…札幌地裁は「執行猶予が妥当」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま入学から1か月、筑波大学で起こった変化 「棟に入るには学生証の提示」、出入りする関係業者にも「名札の装着、華美な服装は避けるよう指示」との証言
週刊ポスト
藤井聡太名人(時事通信フォト)
藤井聡太七冠が名人戦第2局で「AI評価値99%」から詰み筋ではない“守りの一手”を指した理由とは
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン