12人は拘束後、家族らが雇った弁護士とも接見できない状況が続いている。香港の民主化指導者らからは、逮捕された12人が取り調べで拷問などによって自白を強要される可能性があるとの懸念の声も出ている。
中国では不法越境罪での最高刑は1年間の懲役だが、集団で越境を計画したことが裁判で証明された場合、最高7年間の懲役刑が適用される可能性もある。中国側は12人が共謀して台湾に密航しようとしたことを立証するとみられる。
さらに、中国の裁判所が、12人が香港で行った暴力行為なども認めることになれば、分離主義的行動などを含む政府転覆罪が適用されることも考えられるという。