9月中旬、都内のスタジオから出てきたタレント・指原莉乃(27才)に、男性ファンが駆け寄ってきた。指原にとっては突然の不意打ちだったが、男性ファンの呼びかけに、きちんと受け答えもしながら、躊躇なくサラっとサインを書き上げた。マスクで笑顔こそうかがえなかったが、元アイドルらしい「神対応」。売れっ子になっても飾らない姿勢が垣間見えた瞬間だった。
指原が、アイドルグループHKT48を卒業して、早1年半。指原へのオファーは引きも切らない。現在は『今夜くらべてみました』(日テレ系)や『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)などレギュラーMC番組は3本。『ワイドナショー』(フジテレビ系)や『有吉反省会』(日テレ系)などの準レギュラーも含めると、10本以上の出演番組を持ち続ける超売れっ子だ。AKB48の卒業生たちの多くが、アイドル時代に比べて露出が減る傾向にある中、まさに独り勝ち状態である。
テレビ局の制作プロデューサーは「アイドル時代は毎週末にファン1 人1人と握手会をしていたからでしょう。現場では高飛車な態度など見せずに、ひたすら気さくです」と語った。
持ち前のサービス精神と高いコミュニケーション能力で、育ての親の秋元康(62才)だけでなく、タモリ(75才)、ダウンタウン松本人志(57才)、中居正広(48才)といった、芸能界の超大物たちの信頼を次々と得てきた指原。
「最近では、プロデュースしたカラーコンタクトレンズがバカ売れ。バラエティー番組で“年収5億円”などとイジられても、笑顔で受け止めて、ますます好感度を上げています。最近では、貯め込んだ貯金で不動産投資を始めたことが報じられましたが、嫌な顔もせずにあっさりと認めていました」(前出・テレビ局プロデューサー)