芸能

小木アナ躍進、青木アナ退社後すぐ抜擢…男子アナ達の改編期

富川アナの代役で評価が上がった小木アナ

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、この秋のテレビ局の改編のタイミングで“変化”のあった男子アナウンサーたちについて。

 * * *
 この秋、テレビ局の改編は、生ワイドやニュースに出演するアナウンサーの異動が目立った。

 いまも新型コロナウイルス関連のニュースが大半を占める中、強さを発揮しているのは報道アナウンサー。これまで、目立つことはあまりなかったテレビ朝日の小木逸平アナが『報道ステーション』で高評価を得て、10月18日より『サンデーステーション』のメインキャスターとなるのは、その最たる例だろう。

 社歴を重ねても知名度が高くなかった小木アナが仕切るコーナーで、「小木アナウンサーの『特報サイト』です」と毎回コールしていたのは『ワイド!スクランブル』の大下容子アナ。以前、「どうして、わざわざ『小木アナウンサーの~』と言っているの?」と大下アナに訊ねたら、「視聴者の皆さんが、レポーターさんと勘違いなさるといけないので」と。そんな小木アナが人気アナウンサーの仲間入りを果たすとは…、感慨深いものがある。

このタイミングで退社の青木源太アナは大丈夫か?

青木アナはフリーに

 コロナ禍はスタジオにいる人数を減らしたり、アナウンサーやスタッフを2班体制にしている生ワイドやニュース番組も少なくなかったが、『バゲット』(日本テレビ系)でリモート出演が増えていた青木源太アナが「退社」したことには、おおいに驚いた。「局アナではできない仕事に挑戦したい」ようだ。ただ、コロナ禍、青木アナが得意としてきた“ジャニーズ”にまつわるマスコミ“呼び込み”は極めて少なくなっているし、エンタメ関連の取材も、いまは人数制限があったり、そこでもリモートであるケースが多い。このタイミングでの退社で良かったのだろうかと関係者からは心配する声があがっている。

 しかし、フリーになった局アナ出身の男性で成功しているのは、羽鳥慎一だけと言ってもいいし、「好きな男性アナウンサーランキング」で最高2位までいったのも“ジャニーズ票”だったと本人は自覚していた。引き続き出演する『火曜サプライズ』でさらに顔を売り、新たなレギュラーが増えることを願うばかりである。

 イベントMCでは、海賀美代子氏が最強と言われており、ジャニーズ関連は元ニッポン放送の荘口彰久アナが多い印象がある。そんな青木アナが9日、『Biople Fes Vol.11』に出席。MCとゲストの両方をこなした。これは新しいスタイルではある。

 コロナと言えば、『news every.』のメイン、藤井貴彦アナの“お言葉”がSNSで大評判を呼び、人気となった。長年、ランク外を嘆いていた件の「好きな男性アナウンサーランキング」に藤井アナや、前述の小木アナらが入るかもしれない。

なかなかメインにしてもらえないフジテレビの男子アナたち

 フジテレビでは、同ランキングの常連、伊藤利尋アナが『とくダネ!』から『バイキングMORE』へ、榎並大二郎アナが『バイキング』から『Live News It!』へ、立本信吾アナが『直撃LIVEグッディ!』から、なんと『とくダネ!』に移った。『とくダネ!』には倉田大誠アナ…と聞いていたのだが、彼は『ノンストップ!』だった。倉田アナは、青木アナでもやっていなかった(!)ジャニーズ事務所のオーディション希望を何度も送った“過去”がある人。番組の企画でドリカムのバックダンサーを見事に務めたこともある。芸能ネタが多い『ノンストップ!』のほうが適任と判断されたのかもしれない。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン