雨上がりの都内の繁華街で、実力派女優・夏帆(29才)をキャッチした。コンビニエンスストアから出てきたその手には、冷凍フルーツのぶどう。ビニール袋に入れていないためか、歩くたびに左右に揺れ、まるで振り回すような格好になっていた。気取らない一瞬だ。
数々のタレントを担当するベテランスタイリストは「夏帆さんは、独自のファッションセンスを持っていらっしゃって、私服もおしゃれと、たびたび話題になっています。セクシーなボディラインと美脚の持ち主なのに、ゆったりとしたワンピースやロングスカートが多いですね」と話す。
綾瀬はるか(35才)、長澤まさみ(33才)、広瀬すず(22才)と四姉妹を演じた映画『海街diary』(2015年)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞するなど、数々の出演作で多くの役を演じてきた夏帆。最近のインタビューでは、新型コロナウイルス禍の自粛生活を経て、よりシンプルなライフスタイルと思考になり、「余計な力が抜けてきました」と話している。
ある映画関係者は「もともと、見た目のほんわかさとは違って、憑依型のタイプ。それだけに、カメラが回っていないときでも役をひきずったり、あれこれ悩みがちだったと思います。もうすぐ30才。余計な力が抜けたということは、年齢的にも視野が広がって、いい意味で余裕が生まれてきているのかもしれませんね」と話した。
夏帆を知る知人は「夏帆さんは、コロナの自粛期間に語学を勉強したりと、忙しい日常ではなかなかできなかった個人的なことに時間を使えて、ステップアップされていました」と明かした。