ファンが人気グラビアアイドルを撮影する「グラドル撮影会」が人気となっている。しかし、せっかく参加するのであれば、“推し”のグラドルをきれいに撮れる技術を身につけたい──そんな人にオススメなのが一流カメラマン主宰の「ワークショップ」だ。
本誌・週刊ポストでも数多くのグラビア作品を撮影する写真家・松田忠雄氏は昨年1月から2か月に1度のペースで定員20人を対象に講習会を開催している。今回は10月3日に開催された第11回ワークショップに、週刊ポストのカメラ好き編集者が潜入。松田氏が開催に至った経緯を語る。
「これまで僕が色んな撮影の機会に恵まれたことへの恩返しがしたいと思って始めました。毎回テーマを決めて10枚ほどの資料を作り、朝から夕方までみっちり座学と実技を行ないます。モデルも雰囲気の違うグラドルを3~4人呼ぶので撮り応えもありますよ。参加者が毎回達成感に満ちた顔をして帰っていくのを見て、毎回ジーンときています」
この日のテーマは“アングルとフレーミングごとのレンズ選択について”。参加した週刊ポスト編集者が語る。
「松田さんが目の前で構図の作り方やその意味を解説、カメラの露出の数値の設定まで明かしてお手本を見せてくれるので本当に贅沢です。参加費3万円は高く聞こえるかもしれませんが、指導付きで1日中撮れるのでむしろ割安です。緊張感のある実技の合間に写真好きの人たちと交流もできたので濃密で大満足でした。でも、常に頭を使うので撮影後はぐったりです!」
“こう撮れば確実に上手く撮れる”が実践できる、またとないチャンスの場だ。
取材・文■河合桃子
※週刊ポスト2020年10月30日号