新型コロナウィルス感染拡大防止のために、外出自粛が叫ばれるようになって半年、「海外旅行はまだ絶対に無理」と思っている人も多いかもしれない。
しかしそんな中、ハワイ州のデイビッド・イゲ知事は10月27日(現地時間)、「11月6日から、新型コロナウイルス感染症の検査の結果が陰性であれば、日本からの観光客を受け入れ、隔離を免除する」と発表。
日本を出発する72時間以内に日本国内の21か所の指定医療機関で検査を受け、ハワイ入国時にハワイ州指定の陰性証明書を提示すればハワイ到着後の14日間自己隔離が免除される。
このニュースを受け、「やっとハワイへ行ける!!」と喜ぶ人も多い今、ハワイ在住のカリスマコーディネーター、マキ・コニクソンさんにハワイの現状を教えてもらった。
マキさんはハッピーで飾らない人柄が知られ、ハワイを訪れる著名人からはもちろん、ハワイと日本の架け橋として現地の人々からも、絶大な信頼を得ている。10月になってから日本の家族に会うために“里帰り”帰国していて、2週間の自主隔離を終えたばかりだ。
「アメリカ本土では検査の結果が陰性であれば、日本から観光目的の渡航でも自主隔離なしの州もありました。でもハワイとグアム、アラスカだけは14日間の自主隔離が必須だったのです。だから、今回の解除はとてもうれしいニュースです」
「ハワイの人たちは改めて大好きな日本人観光客のありがたさを感じています。今回の“陰性ならハワイ州に来ても隔離制限なし”の発表は、ハワイの人々にとっても大きな喜びで、日本からの観光客が戻って来てくれたら、みんな嬉しくて泣いちゃうと思います」
コロナ禍中、ホノルルはゴーストタウンと化していたという。
「ホノルルがあるオアフ島は、3月末から6月1日までロックダウンしていました。お店やレストランを経営していた多くの日本人が4月には帰国の準備を始めました。6月には日本に帰国する臨時便が出て、ハワイで働いていた多くの日本人が帰ってしまったんです。
なんとか頑張っていたお店も、もう『先が見えないから』と泣く泣く閉めて、9月になってまた『マキさん、長い間お世話になりました』って日本に帰っていく人たちが増えて……。ものすごく残念で悲しかったです」