スポーツ

プロ野球47人コスパランキング(投手編) ブルペンは高い!

コスパ最優秀の大野雄大はFAでも注目の的

コスパ最優秀の大野雄大はFAでも注目の的

 プロ野球はいよいよレギュラー・シーズンも残すところわずかになったが、コロナの影響で各球団とも経営的には苦しい一年となった。来季に向けて契約更改やトレード・FAの話題も出始めているが、その際に重視されるが「コストパフォーマンス」だ。

 年俸の安い若手が活躍すればコストパフォーマンスが良いのは当たり前。2018年オフに巨人の岡本和真が1200万円(推定。以下同)から567%アップ(6800万円増)の8000万円でサインするといったようなことも起きる。

 逆に、最もコスパの悪い選手は一軍戦に出場しなかった選手だが、今年も年俸5億円で3年契約(2年目)のサファテ(ソフトバンク)のような選手もいた。2018年に受けた股関節手術の影響で、2年間登板ゼロが続いている。サファテはすでに引退を示唆しているが、こうした選手のシーズンオフはいばらの道が予想される。

 打者では、同じくソフトバンクの内川聖一も年俸2億4800万円を貰いながら、一軍戦には出場していない。他に年俸1億円以上で一軍戦に出場していないのは、投手では野上亮磨(巨人=年俸1億5000万円・3年契約3年目)、スチュワートJr.(ソフトバンク=1億1000万円・6年契約2年目)、打者では大野奨太(中日=1億円・3年契約3年目)がいる。

 スチュワートJr.はサファテ同様、2年連続で一軍での登板がない。ソフトバンクは金満チームとはいえ、一軍での働きだけで見れば、サファテ、内川、スチュワートJr.の3人で8億5800万円が無駄になったことになる。

上位は先発陣が独占

上位は先発陣が独占

 プロ野球のデータに関する著書が多いジャーナリストの広尾晃氏に、年俸1億円以上の投手のコスパを算出(10月29日現在)してもらった。

「1軍で投げたといっても、年俸が1億円を超えるとコスパが悪くなる。広島の守護神だった中崎翔太は年俸が1億4500万円ながら、右膝や動脈瘤の手術の影響で6試合(5イニング)しか出場しておらず、1イニングあたり2900万円となっている」(広尾氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン