ベッドに座り、虚ろな目でスマホを見つめる茶髪の女性。突然、甲高い声で「ぜぇ~んぜぇ~んわらえぇなぁぁいーんだけどぉぉぉ!!」と、異様に語尾を伸ばしながら叫び、その後、急に黙り込む。
再びの絶叫は、かつて交際していたお笑い芸人の持ちネタの、あの言葉だった。
「なんて日だぁぁぁぁ~~~!」
この間、視線を動かすことが一度たりともないのが、余計に薄気味悪さを増していた。
女性は元タレントの坂口杏里(29才)。女優の坂口良子さん(享年57)の長女である。
「2008年頃から良子さんとセットでバラエティー番組に出演する機会が増え、おバカタレントとしても活躍していました」(芸能関係者)
2013年3月に良子さんが亡くなった後、坂口のホストクラブ通いについて、高額な遺産とセットで報じられることが目立っていった。
「2016年に当時の所属事務所を離れてからは、波乱万丈そのもの。AVデビューを皮切りに、キャバクラや風俗店で働くなど夜の世界に溺れていった。この時期に2度、ホストとのトラブルで逮捕されています」(前出・芸能関係者)
今年の夏からは新宿・歌舞伎町のバーで働き始めていた。
坂口の知人の話。
「杏里はほぼ毎日のように出勤していましたね。場所柄、一見さんが来る店ではないので、積極的に知り合いに営業連絡をしていました。この数か月は、最近の中ではいちばん落ち着いて見えましたね」
変化があったのは、10月中旬のこと。坂口が無断欠勤を数日続けたという。この店のオーナーが話を継ぐ。