“1990年代不倫ドラマの金字塔”との呼び声高いのが、川島なお美が松原凛子を演じた『失楽園』(日テレ系、1997年)である。
「放送コードに挑戦する」という過激な触れ込みで、ドラマ初主演の川島がヌードを披露。すべての放送回で激しい濡れ場を演じてみせた。
相手・久木祥一郎役の古谷一行に、「君は、こんな体をしていたのかい」「忘れられなくなる、この体が……」と言われ、激しく古谷に抱きつく川島。それから10数秒も川島の恍惚の表情のアップが続く。その吸い込まれるような瞳に思わず息を呑んだ視聴者も多かった。
※週刊ポスト2020年11月20日号