芸能

清掃会社立ち上げたカラテカ入江「清掃業界変えたい」と語る

「ピカピカ」の制服を着て語る入江慎也さん

清掃会社「ピカピカ」の制服を着て語る入江慎也さん

「アーイエ・オーイエ・オレイリエ! フロムLA!」とポップに自己紹介するギャグでおなじみだったお笑いコンビ・カラテカの入江慎也さん(43才)。人気芸人としてテレビや舞台などで活躍していたが昨年6月、闇営業騒動に関連して所属の吉本興業から解雇。その後、ハウスクリーニングのアルバイトを経て今年7月、清掃会社「ピカピカ」を立ち上げた。清掃業を選んだ理由、会社設立後の近況、そして芸能界を去った今の思いを入江さんに聞いた。

――芸能界の次に選んだ業種が清掃業なのは意外でした。

入江:騒動後どうしていいかわからず、今後のことを相方の矢部太郎(43才)に相談したんです。ぼくは人と接することが好きなので、飲食業か清掃業が自分には向いているかなと考えていました。矢部には、「地に足つけて、自分自身が納得できる仕事がいいんじゃないか」と言われました。

 どちらにしようか迷っているとき、新たな気持ちになろうと芸人時代の小道具をすべて捨てて“断捨離”したら、気持ちが少し落ち着いたんです。子供のころボーイスカウトに入っていて、活動の一環でゴミ拾いしていたことを思い出しました。当時からきれいになっていくのが好きだったんですね。それで清掃の仕事をすることに決めました。手に職をつけたら、一生ものになるという思いもありました。

 家から近い清掃業者をネットで検索して、1番に表示されたハウスクリーニング「おそうじ本舗」さんのアルバイトの面接に行きました。

――アルバイト生活が始まるわけですが、収入面はどう変化しましたか?

入江:昨年の8月から始めて、2か月は時給1100円。そこから1200円に上がり、11月くらいから日当1万円になりました。月給は芸人時代と全然違います。でも、芸能界に戻りたいとは思いませんでした。働けることがありがたいと、感謝しかありませんでした。

 もちろん生活はガラッと変わりました。タクシーに乗らなくなりましたし、ブランド物も買えなくなった。改めて、お金を稼ぐ大切さが身に沁みました。芸人時代は1時間の講演会の仕事で何十万円といただいていたこともあるので、その感覚を考えると、いかにありがたい世界にいたのかわかりましたし、好きな仕事で食えるということは幸せなことなんだと気づかされました。

関連記事

トピックス

20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
第三者委員会からハラスメント被害が蔓延していたと指摘されたフジテレビ(右・時事通信フォト)
《フジテレビの“あしき習慣”》古くからあった“女子アナ接待”の実態、仕切りは人気ドラマのプロデューサー スポーツ選手との関係構築のため“利用”するケースも
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
マンジャロは腹部に注射する
《美容クリニックで流行》糖尿病治療薬を使った“GLP-1ダイエット”に専門医が警鐘「安全性が不明」「医療倫理的に問題ある」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新田恵利(左)と渡辺美奈代があの頃の思い出を振り返る
新田恵利×渡辺美奈代「おニャン子クラブ40周年」記念対談 新田「文化祭と体育祭を混ぜたような感覚でひたすら楽しかった」、渡辺「ツアーも修学旅行みたいなノリ」
週刊ポスト
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト