石原さとみ(33才)が来年公開予定の映画で、初めて母親役に挑戦することが分かった。作品のタイトルは『そして、バトンは渡された』。原作は昨年の本屋大賞に選ばれた瀬尾まいこ氏の同名小説で、幼少期に母を亡くし、3人の父と2人の母にバトンをつなぐように育てられた高校生の物語だ。
「石原さんの役どころは、主人公の女子高生を演じる永野芽郁さん(21才)の義母。順調に撮影が進めば、来秋公開予定です。石原さんは永野さんの12才年上です。母子役としては年齢差が少なく意外性のあるキャスティングなのに加え、天真爛漫であどけないイメージの強い石原さんが母親役をどう演じるかが大注目です」(映画関係者)
この9月に結婚を発表した石原。かつてインタビューで「子供が欲しくなったときに結婚する」と語っていたが、母親役という新境地への挑戦も、心境の変化がありそうだ。
「女優としては“あの石原さんが母親役なんて若すぎる”とイメージする人は少なくないでしょうが、実は『33才』という年齢で母親役に挑戦して一皮むけるトップ女優は多いんです」(芸能関係者)
日本人女性の初産の平均年齢は、1970年には28.3才だったが、晩婚化などの影響で2011年に30才を超え、2018年には30.7才になった。おおよそ30才前後に母親になる女性が多いということだ。
たとえば長澤まさみは今年、33才で映画『MOTHER』(2020年7月公開)で初めて母親役を演じた。上野樹里が昨年、ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)で母親を演じたのも33才。石原と同じ事務所の綾瀬はるかも一昨年、33才でドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)に出演し、深田恭子が『下剋上受験』(TBS系、2017年)でお受験ママを演じたのは1つ上の34才だった。