芸能

女子アナの出身大学の変遷 ミス出身から元タレントの時代へ

女子アナの出身大学の傾向を振り返る(写真/AFLO)

女子アナの出身大学の傾向を振り返る(フジテレビアナ・宮司愛海、写真/AFLO)

 就職活動における「学歴」は、絶対的ではないがある程度の目安となる指標である。では、会社員でありながら芸能人と同等の注目を集める女子アナの就活と、学歴はどれほど関わってくるのか。

 女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏の協力のもと、1980年代~2020年までの主要女子アナを中心に、民放キー局5局とNHKの300人の学歴を集計。メディア業界には早慶出身者は多い傾向があるが、女子アナでも圧倒的1位は慶應大学の87人。早稲田大学が44人で2位に続いた。

「早慶に加え、ミス・ソフィアの上智大、青山学院大、女子大などの“お嬢様イメージ”のある大学が上位を占めています。女子アナには華やかさが求められるので、ぴったり合った特性を持つ学生が多く、採用人数も多くなっているのでしょう。そうした女子アナのアイドル路線とは別に、最難関の東大やマスコミ人を多く輩出する法政大など、報道を目指す硬派路線の採用も多い印象です」(丸山氏)

 一方、私大や難関国立が多い傾向に反して、数人しか女子アナが出ていない地方大学もある。2000年代後半以降、地方大から積極的に採用したのがフジテレビだ。

「2007年に福岡大卒のショーパン(生野陽子アナ)、2008年に国立音楽大卒のカトパン(加藤綾子アナ)、2010年に岡山大卒のヤマサキパン(山崎夕貴アナ)を採用し、いずれも人気女子アナとなりました。300人を調べたデータの中でも、国立音楽大と岡山大は2人、福岡大は1人しか女子アナがいない“超マイナー校”です」(丸山氏)

 各年代ごとの女子アナ輩出校を見ると、1980年代以前は慶應大よりも上智大のほうが人数が多かったことも興味深い(上智が13人、慶應は10人)。

「女子アナ登竜門の最大手であるミス・ソフィア(上智大)が最も活気づいていたのが1980~90年代です。元フジの河野景子、西山喜久恵や元日テレ・米森麻美などが女子アナになりました。1990年代から慶應大の採用数が増え、1999年にミス慶應に輝いた元フジ・中野美奈子を皮切りに、ミス慶應の女子アナが増えていきました」(丸山氏)

関連記事

トピックス

中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
愛子さま、初の単独公務は『源氏物語』の特別展 「造詣が深く鋭い質問もありドキっとしました」と担当者も驚き
愛子さま、初の単独公務は『源氏物語』の特別展 「造詣が深く鋭い質問もありドキっとしました」と担当者も驚き
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
報道陣の問いかけには無言を貫いた水原被告(時事通信フォト)
《2021年に悪事が集中》水原一平「大谷翔平が大幅昇給したタイミングで“闇堕ち”」の新疑惑 エンゼルス入団当初から狙っていた「相棒のドル箱口座」
NEWSポストセブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト