国内

ジェーン・スーが語るコロナ禍で変わった「理想の女性像」とは

女性のタイプを動物に例えて説明したジェーン・スー氏

女性のタイプを動物に例えて説明したジェーン・スー氏

 新型コロナの影響で、働き方や家族との付き合い方に大きな変化があった2020年。11月6日に発表された「新語・流行語大賞」のノミネート候補にもコロナ関連の言葉がズラリと並んだ。そんなコロナ禍で「“理想の女性像”も変わった」と語るのが、性格や悩みごとに女性のタイプを16種類の動物に準えて紹介した新刊『女のお悩み動物園』(小学館)を上梓したジェーン・スー氏だ。一体、どのようなタイプの女性を目指すべきなのか――。

 * * *

 まず流行語になった「ニューノーマル」という言葉ですが、私からすればこれまでの社会は歪みだらけの「アブノーマル」だったと思っています。最近よく使われる「エッセンシャルワーカー」という言葉だって同じ。代わりの効かない仕事に従事されてる方々は昔からいたのに、“無視”されていただけなんじゃないかと気付きました。コロナ禍という特殊な環境でやっとそういう問題に目を向けられるようになった。むしろ今はチャンスですね。

 私は雑誌の連載で、女性のタイプを16種類の動物に例えるコラムや、お悩み相談を続けてきました。人を信用しすぎて失敗してしまう人は「ヒツジ」、男性や上司に尽くしてしまう人は「イヌ」、親の言うことを何でも聞いてしまう人は「カンガルー」なんて具合です。

 コロナ禍で、ステイホームやリモートワークなど多くの人の生活が変わりました。私が驚いたのは、これまで社交的で明るかった人は人に会えないことで暗く塞ぎがちになり、逆に人付き合いが苦手な人は前よりずっとリラックスしていること。いままでと真逆なんです。

 極端に言えば、いまは「家で1人でいることが楽しくて仕方がない人」のほうが“陽気な人”なんですよね。社交的な人に対して使われていた「リア充」という概念は崩壊したように思います。だって“リアル”での社交が乏しいんですから。環境の変化がここまで心の持ちようを変えてしまうのは怖くもあります。

 そんなコロナ禍で女性が生きやすくなるのは「ヒョウ」タイプと「イルカ」タイプでしょう。

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト