持病の再発で電撃辞任した安倍晋三・前首相だが、桜を見る会前夜祭についての捜査が行なわれる一方、本人はメディアのインタビューに登場し、五輪功労賞を受賞するなど、健在ぶりをアピールしている。そうなると大人しくしていられないのが、昭恵夫人である。
鳴りを潜めていた昭恵夫人が目撃されたのは、11月19日に明治記念館(東京都港区)で行なわれたパーティーだった。
「その日は、安倍さんの大叔父・佐藤栄作元首相の秘書から通訳・翻訳事業の会社・吉香を創業した吉川稲さんの自叙伝『女ひとり永田町を走り続けて50年』(中央公論新社)の出版記念パーティーで、夫婦揃って出席していました。まず安倍首相が『暇になったので、来られることになりました(笑い)』と挨拶したあと、昭恵さんも壇上に。『吉川さんは女性起業家のパイオニアの方。私も夫の在職中に、居酒屋を経営したり事業を起こしたりしてずいぶんと叩かれました』とぶっちゃけて、会場を沸かせていました」(参加者のひとり)
その後、安倍氏はそそくさと会場を後にし、昭恵夫人だけが残った。参加者との記念撮影に応じるなどパーティーを楽しんだ夫人だが、早退した夫に代わり隣にいたのは、一人の中年男性だった。
「昭恵夫人と2人で並んで、会場で名刺を配っていたので、私も交換しました。昭恵夫人の名刺には議員事務所だけでなく自宅の住所や携帯電話、ドコモやGmailのアドレスまで書いてありました。傍らにいたのは金子浩之さんという男性で、名刺には『金融コンサルタント』『学校法人鴎友学園常務理事』と書いてありました。参加者は『また学園理事か』とざわついていました」(同前)