ビジネス

生誕70周年のペコちゃん “ペコラー”南果歩が魅力を熱弁

「ミルキーはママの味」でお馴染みのペコちゃんが、今年で生誕70周年を迎えた。日本のみならず海外からも人気が高いペコちゃんだが、その歴史をひもとくと愛され続ける秘密があった。

時代とともに変化するペコちゃんフェイス

戦後の街を元気に(写真/(C)新関コレクション)

1950年代前半、戦後の街を元気にした、初期のペコちゃん(C)新関コレクション

 ペコちゃんは1950年、不二家銀座六丁目店の店頭人形としてデビュー。初代は紙の張り子人形で、愛嬌のある表情と、頭がゆらゆらと揺れる愛らしい仕草で道行く人の目を引き、一気に人気者に。

 1951年に「ミルキー」のパッケージに登場。全国で発売されたのを機に、国民的キャラクターとして認知され始めた。

 1950年代後半には、不二家の店舗数が全国に拡大するとともに、ペコちゃんはプラスチック製に移行。弓矢と不二家の菓子折りを手に、「愛の女神」に扮したペコちゃんが登場するなど、この頃から季節に合わせた衣装のお披露目も始まる。

 1980年代~1990年代には、キャラクターブームが追い風となり、子供だけでなく大人のファンも獲得。これまで描き方に決まりがなく、さまざまなテイストのペコちゃんが存在したが、1982年に「ペコマニュアル」が完成し基本デザインが決定した、

 2006年から白い切り込みの入った通称「ギザ目」が定番に。コスチュームも、1990年代のスカートから、2007年に現在の赤いオーバーオールスタイルへと落ち着く。

「ペコちゃん愛」でいっぱい

 そんなペコちゃんを愛する通称“ペコラー”も増えている。とくに、芸能界イチのペコラーといわれる女優の南果歩さん(56才)は、その魅力に詳しい。

「台湾の夜市でペコちゃんのグッズを見つけた瞬間、ビビビッときてからすっかりペコちゃんの虜になりました」(南果歩さん・以下同)

 幼い頃から親しんでいたものの、ペコちゃんグッズを集めるようになったのはこの4年だと話す南さん。

「その頃、がんの術後半年経ったあたりで、まだ体調が本調子でない時期でした。それがペコちゃんを見つけたときから、パワーをもらうように気持ちが元気に! ペコちゃんの笑顔を見るだけで、私まで笑顔になっちゃう(笑い)。それからグッズを探しては集めるようになりました」

関連キーワード

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン