秋篠宮さま(55才)の表情は硬く、重々しい空気をまとっていた。「大一番」の舞台を前にした緊張とも取れなくないが、間近にいた関係者は、ある違和感を抱いたという。11月2日、「立皇嗣の礼」のリハーサルのときだ。
「秋篠宮さまが“主役”の儀式ですから、緊張はあっても晴れやかな表情を浮かべられると思っていました。ですが、実際はどこか納得のいかないような憮然とした面持ちに見えたのです。天皇陛下(60才)の前で深々とお辞儀をされるタイミングでは、特に……」(宮内庁関係者)
その日、秋篠宮さまは皇居で主要儀式「朝見の儀」の予行に臨まれた。朝見の儀は秋篠宮さまが皇嗣となられたことを宣言されてからはじめて、天皇陛下に挨拶をされるもの。それは「兄と弟」だったおふたりの関係に、「天皇と皇嗣」という上下が明確に生まれた瞬間でもある。兄との関係がこれまでと違ったものになることに、秋篠宮さまはどんな思いを抱かれたのか。
4週間後の11月30日、秋篠宮さまは55才の誕生日を迎えられた。それに伴い開かれた会見では「眞子さま(29才)のご結婚問題」ばかりがクローズアップされた。しかし、宮内庁の一部でさざ波を立てたのは、見え隠れした兄・天皇陛下との“不穏な関係”だった──。
「眞子さまを解決に当たらせた」も同然
「結婚することを認めるということです」
秋篠宮さまは11月20日、お誕生日に伴う会見で、長女の眞子さまと小室圭さん(29才)のご結婚についてそう述べられた。
これまで「現状では納采の儀は行えない」と否定的な姿勢を見せられていた秋篠宮さまだったが、今回の会見では「結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべき」と、理解を示された。しかし、その一方で現状について「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」とご発言。問題をクリアするために「見える形での対応」が必要であるとされ、結婚を手放しではお認めでないことがうかがえた。
だが、小室さんに先んじて“見える形での対応”をしたのは、ある意外な人物だった。秋篠宮さまの誕生日と同日発売の『週刊現代』には次の記事が掲載された。
《小室圭さん「母の元婚約者」独白 「眞子さまにお伝えします。もうおカネ400万円は要りません」》
そこに綴られたのは、小室さんの母・佳代さんの元婚約者Xさんが“債権放棄”したということだった。
《もう私は小室佳代さんから、400万円は返してもらわなくていいのです。(中略)今後、小室家に対して返金を求めることは一切いたしません》
そんなXさんの言葉で同記事は始まる。これまで平行線となっていた両者の話し合いに、Xさんはどうして突然終止符を打ったのか。Xさんの代理人は・女性セブンにこう話す。