Sexy Zoneのマリウス葉(20才)が体調不良のため一定期間、活動休止することが12月2日、明らかになった。11月25日放送された、音楽特番『ベストアーティスト2020』(日本テレビ系)には、嵐やKing & Princeといった人気アイドルグループが多数出演し、デビュー10周年を目前に控えたSexy Zoneもそのうちの1組だった。しかし、マリウスは体調不良を理由にステージに姿を見せなかった。
その2日前の11月23日、マリウスは都内の有名大学病院へと緊急搬送されていた。マリウスは閑静な住宅街で昏倒。関係者によれば、マリウスはその夜、体調が優れなかったため、処方された薬剤を服用したが、その量が多くて気分が悪くなったという。
Sexy Zoneは今夏、新たなスタートを切ったばかりだ。
「パニック障害で活動休止していた松島聡さん(23才)が今年8月、1年9か月ぶりに復帰しました。“完全体”に戻った5人は、11月にニューシングル『NOT FOUND』をリリースしたばかり。デビュー10周年にあたる2021年にどんな飛躍を見せるのか、期待する声は少なくありません」(テレビ局関係者)
2011年11月、Sexy Zoneはシングル『Sexy Zone』でデビュー。グループ結成からわずか1か月半でのデビューは、ジャニーズ史上最短記録で、5人のメンバーは全員が10代。最年少のマリウスはまだ11才で、史上最年少だった。ドイツ生まれで、父親がドイツ人、母親が元タカラジェンヌというバックボーンも注目された。日英独のトリリンガル。現在は名門私立大学へ進学し、アイドル活動を続けながら勉学にも熱心に勤しんでいた。
天から二物も三物も与えられたマリウス—─しかし、煌めく才能を持つ者ほど、悩みも深いものだ。
「マリウス、ちゃんとやりなさいよ」
10周年を前に、メンバーは、これまでのことを冷静に振り返っていた。11月20日放送のドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で、菊池風磨(25才)はこう語っている。
《10年やったという自負もあるけど、10周年でまだ何も残せてないなっていうのが大きいですね。じゃあ、デビュー曲を超えるぼくたちが印象に残せる曲ってありましたかって、ぼくたちのファンじゃない子に聞いたときに、何曲あがるのかな》
2013年から6年連続で出場していたNHK紅白歌合戦には、昨年から出場していない。期待に応えることが当たり前という運命を背負い、高みを目指す5人にとって、それまでの積み重ねは決して満足のいくものではなかった。なかでもマリウスは、プレッシャーを感じていたという。前出の番組で、デビュー後について、こう語っていた。
《「マリウス、ちゃんとやりなさいよ」みたいな感じだったし、ちゃんと振り付け間違っちゃいけないよって。結構、足を引っ張ってるんじゃないかっていう焦りもあった》
2014年にはグループの“分断”を経験している。
「5人のうち年上の佐藤勝利さん(24才)、中島健人さん(26才)、菊池さんの3人がSexy Zoneとして残り、松島さんとジャニーズJr.のメンバーが『Sexy 松』、マリウスさんとジャニーズJr.が『Sexy Boyz』と別々の活動が始まった。2人はSexy Zoneの弟分という位置づけになりました」(音楽業界関係者)