今、最も勢いのある声優の一人と言っていいだろう。花澤香菜(31才)が、ラジオ収録を終えて出てきた姿だ。今年最大のヒット映画にもなっているアニメ『鬼滅の刃』の中で、人気キャラクターの1人である“恋柱”の甘露寺蜜璃役も大好評で、各方面に引っ張りだこの毎日である。
この日は、ベージュ系で襟がチェック柄の落ち着いたロングコート姿でマスクもしていたが、セミロングのゆるふわヘアに大きな瞳が印象的だった。
この人気声優が、この夜のラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM、毎週月~金曜深夜1時)で、約20年前の子役時代の思い出話に花を咲かせて、話題になった。
共演者の個性派俳優の加藤諒(30才)と「私たちが初めて会ったのは『やっぱりさんま大先生』(フジテレビ系、1996~2000年)だったよね」と意気投合して、最近18年ぶりに再会したことを明かした。
明石家さんま(65才)が、小学生の教師役として司会進行した人気バラエティー番組『あっぱれさんま大先生』(1988~1996年)と『やっぱりさんま大先生』からは、多くの子役が羽ばたいた。
これまでは卒業生の代表といえば、内山信二(39才)や山崎裕太(39才)、元女優で中村勘九郎(39才)の妻・前田愛(37才)が有名だったが、「世界的な人気にまでなっているのは花澤さんでしょう」と語るのは、ある声優プロダクション関係者だ。
俳優としての知名度を上げている落合モトキ(30才)やモデルで女優の森絵梨佳(32才)、ロックバンドOKAMOTO’Sのドラマーのレイジ(29才)など、ほかにも芸能界で活動し続ける同世代の卒業生は多いが、14才から声優に転身していた花澤の活躍は、その中でも際立っている。
「超絶癒しボイス」といわれる美声で人気を博して、「声優アワード」など数々の賞を受賞。歌手としても、昨年は多くのファンがいる中国(広州、上海)での海外コンサートも成功させてきた。