4年ぶり2度目の不倫を「文春オンライン」(11月27日付)に報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏(39)。2015年に妻で元衆院議員の金子恵美氏(42)の妊娠中に不倫が発覚し、議員辞職。その後、“主夫宣言”して、「子供から見て恥ずかしくない親になる」と語っていたが、再び30代独身女性との逢瀬が発覚したのだ。
宮崎氏は女性とホテルに入り、「行き過ぎたコミュニケーションがあった」と説明した一方、金子氏は「離婚は考えていない」と話した。
2度も不倫を許すとは、なんと忍耐強い妻かと思いきや……その後出演したラジオ番組で「法的措置を考えて今、弁護士の方と相談しています。私と夫とそれぞれ弁護士に相談している」(11月30日)と述べたのである。
離婚は回避したのに、夫婦が双方弁護士を立てて「法的措置」、いったいどういうことなのだろう。不倫訴訟に詳しいフラクタル法律事務所の田村勇人・弁護士はこう言う。
「金子さんは宮崎さんと関係を持った女性に賠償請求するつもりでしょう。不倫は『共同不法行為』といって、不倫関係にあった2人が連帯して慰謝料を払う義務が発生しますが、離婚しない場合、相手だけに賠償請求するのが一般的です。
ではなぜ夫の宮崎さんも弁護士を立てているのか。金子さんは、相手の女性を訴えた際に、その女性が慰謝料負担を宮崎さんにも要求してきた場合に備えて、夫にも弁護士をつけているのかもしれません。実際に不倫カップル同士で慰謝料をめぐってトラブルになるケースは多いからです」
金子氏は周到な準備をしているようだ。
「金子さんは、今後宮崎さんに近寄ってくる女性に対し、裁判で晒す可能性があることを示して、浮気を予防する効果を狙っているのでは」(同前)
金子氏に賠償請求について聞いてみると、宮崎氏が代わりに「法的措置というのもいろんな可能性を検討して考えているところで現時点ではまだ決まっていないんです」と答えた。いろんな可能性があるのに離婚という選択肢はない。やっぱり不思議な夫婦である。
※週刊ポスト2020年12月18日号