続いて食事内容に応じ、一日の終わりに少量の「緩和スパイス」の摂取を推奨する。
「一日の終わりに食べたものを思い返し、症状が出そうなものがあったら、緩和するためのスパイスを摂取します。例えば、その日に小麦粉を食べていたらナツメグ、乳製品だったら五香粉といった具合です。それらのスパイスは指につけて舐める程度で、症状を緩和する効果があるはずです」(陣内さん)
WHOのテドロス・アダノム事務局長は、10月30日に加盟国政府にこう指摘した。
「後遺症の存在を認識し、患者が治療やケアを受けられるようにすることが各国政府の緊急の責務だ」
日本政府は後遺症について積極的に言及しない。敵の正体を見極めて、あらゆる事態に備える心構えが、日本人にとって重要だ。
※女性セブン2020年12月17日号