11月13日に秋篠宮家の長女・眞子さま(29才)が発表した「お気持ち」文書は、小室圭さん(29才)との結婚の意思を強く感じさせるものだった。
〈私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です〉
これを受け、父親である秋篠宮さま(55才)は11月30日の55歳の誕生日を迎えたことにあたっての会見でこう述べられた。
〈それは結婚することを認めるということです。これは憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています〉
この2つの件を受け、眞子さまと小室さんの結婚に関する報道が多数登場、お2人の結婚への関心の高さを伺わせた。小室家が「金銭問題」をクリアしていないことからSNSの書き込みやニュースサイトのコメント欄では否定的な意見が多かったが、小室さんの登場は「新しかった」と語るのは、長年にわたり皇室関連のネット記事を編集してきた編集者の中川淳一郎氏。
「今でもそうですが、皇室関係の報道って妙に奥歯にものが挟まったようなものが多いです。たとえば、雅子さまが公式行事にあまり出席されないことを『心配している風』に書くのに、『関係者』による懸念の声や『このままでは伝統が守れないのではないでしょうか』といった苦言を紹介し、実際は批判しているものが多かったです。読者の中には雅子さまや愛子さまのことを呼び捨てにして悪口を書くものもありましたが、現在とは雰囲気が違います。メディアもそこまであからさまに批判的ではない、という微妙な書き方をしていた」
そこに変化が見られたきっかけが、小室さんの登場だったというのだ。小室さんと母・佳代さんの2人に対しては、金銭問題があったことや「皇族ではない」ということで批判的論調で報じているメディアが多い。ただし、「皇族と関わっているから……」ということで、「小室さんの英語力が高い」などと若干の「寸止め」感もある報道が目立っている。
「メディアも当然“風見鶏”みたいな部分があるので、『奥歯にものが挟まった』から批判的論調に変化するのも読者の反応を見ながらやっているでしょう。小室さんに対して批判的論調にし、秋篠宮家が困っているといった内容にすればアクセス数が稼げると考えるメディアもあると思います」
そういった意味では、日本の皇室もスキャンダルの対象となったといえるかもしれない。過去には高円宮家の長女・承子さま(34才)がミクシィに2人の男性からナンパされたことや、ヤモリの刺青を入れたい気持ちなどを明かされたとされた時は、「奔放すぎるプリンセス」などと評されたものの、大きなバッシングには至らなかった。