秋篠宮皇嗣が誕生日会見で眞子内親王と小室圭氏の結婚を認める発言をしたものの、いまだ国民の間に二人の結婚をもろ手を挙げて祝福する空気は醸成されていない。小室氏の母が関わった金銭トラブルが解決されていないことから、結婚に際して税金から支出される1億5000万円ともいわれる一時金の使い道に疑問の声がやまないのである。
婚約発表から3年あまり、姉である眞子内親王の苦しみを間近に見てきた佳子内親王にとっては、姉妹として他人事でないのはもちろん、まさに自分事でもある。
「佳子さまは今年26歳になられます。眞子さまが婚約内定会見を開いたのも26歳になられる年でした。当時、幸せいっぱいの笑顔を見せていた眞子さまの姿を、“いつか自分も同じような会見を開くのだろう”とご覧になっていたはずです。それだけに、その後の姉の苦難を見て、皇位継承1位と2位を擁する秋篠宮家の結婚問題がどれだけ難しいか自覚されたことでしょう」(宮内庁記者)
現在の皇族には、「内親王」は3人しかいない。天皇家の愛子内親王と秋篠宮家の眞子内親王、そして佳子内親王だ。天皇から見て嫡男系2親等以内の女性皇族のみに与えられる称号が「内親王」で、嫡男系でも3親等以遠の女性皇族は「女王」となる。眞子内親王はいま、その身位の重みをひしひしと感じているということなのか。
「昨年3月に国際基督教大学を卒業された際、記者から結婚観や理想の男性像、意中のお相手の有無を質問されて、“結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません。”と文書で回答されました。記者としては一刀両断された感じでしたね。眞子さまの結婚が暗礁に乗り上げていることがプレッシャーになっていたのでしょう。小室さんのケースを見ても、現実には“一緒にいて落ち着ける方”というだけの条件では無理なのですから」(前出記者)