《説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要だと考えております》。
12月10日、定例記者会見に臨んだ宮内庁の西村泰彦長官は、秋篠宮家の長女の眞子さま(29才)と小室圭さん(29才)の結婚問題について、淡々と語った。説明責任は、小室家の一連の金銭トラブルに対してのこと。2017年にこの問題が表沙汰になってからいまに至るまで、経緯の説明を求める声は多方面から上がってきた。借りたお金を返さない人物が、皇族のご親族としてふさわしいのか、誰もが疑問を抱いたからだ。
そのような声を耳にされてきた秋篠宮さまは、11月の誕生日会見の場で、おふたりの結婚をお認めになりながらも、《多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない》と話され、《実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています》と、お気持ちを表明されている。
「今回の長官の発言は、秋篠宮さまのお言葉とも違い、はっきりと“責任”という言葉が使われたことが大きい。2019年1月に出された、いわゆる“小室文書”の《解決済みと理解》という説明では足りないという認識を宮内庁のトップが明らかにしたわけです。長官をはじめとした宮内庁、そして皇室全体が小室家の対応に頭を抱えていることの表れでしょう」(皇室記者)
実はこの会見には、報じられていない部分がある。
「記者からの“説明責任を果たすべきは誰か”との質問に対して長官は、《小室さん側》《小室さんの代理人弁護士》と答えたと、テレビや新聞は報じています。しかし実際には、“基本的に小室さんの弁護士、あるいは小室さんご本人、あるいはお母さん(佳代さん)ではないかと思います”と回答していたのです」(前出・皇室記者)
そう、母親の佳代さんにも、“責任”があると、宮内庁のトップが発言していたのだ。
「皇族とはいえ、結婚は、あくまでも男女間のプライベートなもの。国家機関である宮内庁のトップが、まだ結婚前のお相手の親にまで踏み込んだ発言をすることに驚きましたが、裏を返せば、そこまで緊急事態ということなのです。長官が会見で話す概要については、秋篠宮ご夫妻も天皇皇后両陛下ならびに上皇ご夫妻も、了解されていたでしょうね」(皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2021年1月7・14日号