女優の前田敦子(29歳)が、12月31日をもって所属事務所の太田プロダクションを退社することを発表した。今後はフリーとして活動するという。
前田は、所属事務所の公式サイトで発表したリリースの中で、〈私、前田敦子は2020年12月31日をもって、14年間お世話になった太田プロダクションとの所属契約を円満に終了し、新たな道を歩き出すことをご報告させていただきます。不器用な私をここまで育ててくださった太田プロダクションのみなさんには、感謝の言葉しかありません〉と感謝の思いを綴っていた。
その上で、〈来年30歳を迎えるにあたりこれからの人生を考えた時に、もっとしっかりしなければいけないなと思い、ずっと甘えさせていただいた環境から一歩踏み出すことを決心しました。海外のお仕事のお話、ファッションに関するお話、いろいろいただいていますが、何一つ具体的なことは決まっていません。果たして私なんかにそんなことができるのでしょうか? これから一つ一つ身の丈に合った歩幅で歩いて行けたらと思います〉と今後について述べていた。
今年は数多くの芸能人が事務所からの独立を発表したが、前田の退社の背景には何があるのか。関係者がこう明かす。
「前田さんは、子育てをしながら自分のペースで仕事をしたかったようです。しかし、事務所は前田さんとの考えとは裏腹に、仕事をどんどん取ってきた。本来なら喜ばしいことなのですが、前田さんとしては“仕事が多すぎる”“忙しすぎて子育てと両立できない”という思いがあったようです。そこで独立という選択肢を考えるようになったといいます。
ただし、喧嘩別れというわけではありません。ずいぶん長く話し合って、双方納得の上で出した結論と聞いています。だから今回は円満退社といえます」
事務所も公式サイトで「所属という形ではなくなりますが、引き続き出来る限りのサポートを続ける所存です」と発表している。
前田は、2018年7月に俳優の勝地涼と結婚。翌2019年の3月に第1子となる男の子を出産したことが発表された。子供はもうすぐ2歳だが、まだまだ手のかかる頃だ。その一方で、すでに来年ゴールデンウィーク公開の映画『くれなずめ』に出演することが決まっているなど、多忙な日々が続いている。