コロナ禍の営業自粛もあり、厳しい経営を強いられているパチンコホール。自粛明け以降は「出玉も渋いのでは?」と思われたが、“勝てる新機種”が続々登場したおかげで、パチンココーナーはむしろコロナ前より活気づいているという。女性パチンコライターのナミが、今年人気となっているパチンコ機種の特徴をレポートする。
* * *
2020年も終わりに近づき、家の大掃除を始めようとしているナミです。断捨離は好きなほうなので、トキめかないモノは躊躇なく処分している状況です。そんなトキめかないモノで溢れたわが家とは違って、トキめくパチンコ台はどんどん登場しています。
最新台の抽選に並んで感じたのは、パチンコ目当てのお客さんが明らかに増えたこと。お目当てのパチンコ最新台に座れないなんてこともしばしば。記憶に新しい機種だと『P真・牙狼』や『Pとある魔術の禁書目録』は、数店舗ハシゴしても朝から座れませんでした。それだけパチンコファンが戻ってきている証拠かなと思います。
一撃1万発も夢じゃない「やれそうなスペック」
今年、コロナ禍にもかかわらず後半にパチンコが盛り上がった理由は主に2つあります。
1つは、謳い文句に偽りのない「やれそう」なスペックの存在だと思います。私もかれこれ10年以上のパチンコファンですが、打ってみたいと直感する台は、「勝てるビジョンがある」、すなわち「やれそうなスペック」だということです。
最近のパチンコ台は「高継続・大量出玉・出玉速度の速さ」の三拍子揃った期待感の持てる機種が次々に登場しています。仕事帰りのサラリーマンの方も、短時間で当てて“一撃1万発”以上出して帰る、なんて夢が描きやすいのではないでしょうか。『CR牙狼XX』や『CR花の慶次S-V』など、MAXタイプで盛り上がっていた2007~2008年ごろの活気をパチンココーナーから感じます。
私が最近お気に入りの機種『Pフィーバーゴルゴ13 疾風ver.』も、確変に入れば60%で3000発の払い出しがループするかなり尖ったスペックです。
「ヘソ大当りの35%を引いてしまうと時短がつかない3R通常大当りのみ」の辛い部分を見て“打たず嫌い”する方も少なくないと思いますが、一度「60%×3000発」の連チャンを味わってもらいたいです。
データカウンターの連続回数を見て、「こんなに連チャンしたら何万発? たくさん出たら大好きな蟹を食べて、欲しかった化粧品やマンガを買おうかな……」と妄想しながら私も打っています。