芸人のその後の人生を大きく変えてしまうと言っても過言ではない『M-1グランプリ』。今年は吉本興業所属のお笑いコンビ・マヂカルラブリーが優勝を果たしたが、最終決戦で惜しくも栄冠を逃したおいでやすこが、見取り図にも注目が集まっている。2021年は彼らにとっても飛躍の年となりそうだ。
おいでやすこがは、「おいでやす小田」と「こがけん」という2人のピン芸人によって2019年に結成されたお笑いコンビ。それぞれピン芸人のためのコンクール『R-1ぐらんぷり』で決勝に進出した経験もある実力者だ。
『M-1グランプリ』の最終決戦では、こがけんが持ち前の歌唱力を駆使してバースデーソングをひたすら歌い続け、なかなか終わらない歌に小田がツッコミ続けるという破格の漫才を披露した。そんな2人の今後について、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう期待を寄せる。
「おいでやすこがの2人は、もともとそれぞれが実力のあるピン芸人なので、バラエティ番組でも活躍が期待できると思います。こがけんさんの『映画好き』『料理が得意』『歌が上手い』といった要素は今後さまざまな企画で生かされるはずです。
一方のおいでやす小田さんは、なんと言ってもその力強いツッコミが印象的です。先輩芸人にイジられたり、ドッキリに引っかけられたりすることで、その面白さがどんどん引き出されていくでしょう」(ラリー遠田氏)