通常、神社や寺院で授かる御朱印は持参した御朱印帳に押印、揮毫してもらえるが、正月限定版は書き置きの御朱印を授与されることが多い。
「2021年は、3密を避けるために分散参拝を推奨したり、御朱印を郵送で授与する寺社もあります。年初にいただく御朱印ですから、安全に集める工夫をしたいですね」(御朱印収集家・菊池洋明氏)
金運、開運を呼ぶお宝御朱印として人気が高い、最勝寺(栃木県足利市)の正月限定御朱印を紹介しよう。
◆大岩山毘沙門天最勝寺 栃木県足利市大岩町570
【御朱印代】500円
【頒布期間】1月3日まで
【授与方法】書き置き
正月三が日に授与されるのは、御本尊毘沙門天の御朱印2種と境内にある「願い事は何でも叶う神社」叶権現の御朱印。いずれも金字で数量限定、書き置きのみの授与。
正月1日~3日に御護摩修行が行なわれる大岩山毘沙門天本堂。毎朝5時半からの修行だが、三が日は新春夢祈願大護摩修行として3~6座、実施される。三が日限定、枚数限定で授与される正月の御朱印のひとつ。金字の筆書きで、「夢叶御朱印」と呼ばれている。通常の御朱印は、墨書きをしたものに図柄の判が押印される。神猿や虎が押印されるものや、御本尊毘沙門天の押印の御朱印もある。
撮影/内海裕之
※週刊ポスト2021年1月1・8日号