ORICON NEWSが発表した『2020年 ブレイク女優ランキング』でトップ10入りを果たした女優・小芝風花(23)。2021年はさらなる飛躍の年になりそうだ。
2014年に公開された実写版映画『魔女の宅急便』で、主人公・キキ役を演じて大きな注目を集めた小芝。当時16歳で映画初出演と初主演を同時に果たした彼女は、フレッシュな魅力を振りまきつつ確かな演技力も発揮し、翌2015年には第57回ブルーリボン賞や第24回日本映画批評家大賞などで新人賞を獲得した。
2016年にはNHKの連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインの娘役に抜擢。その後も映画やテレビドラマなどで活躍するほか、2019年には深夜バラエティ番組のメインMCとしてもレギュラー出演するようになり、活躍の場を広げていった。
2020年に入ってからは、ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)でヒロインを演じたほか、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)や『書類を男にしただけで』(TBS系)で主演を務めるなど、人気と実力を兼ね備えた女優として確固たる地位を築いていった。
そんな彼女について、お茶の間で知られるきっかけとなった『魔女の宅急便』のころから取材し続けてきたカメラマンでライターの名鹿祥史氏は、この6年間での変化をこう証言する。
「『魔女の宅急便』の頃の小芝さんはまだ16歳。業界関係者の期待値の大きさについていけていないといった印象を受けたのを覚えています。メディアが過剰に持ち上げるわりに、結果がなかなかついてこないという感じだったんです。
ですが、デビューから数年経ち、周囲の反応が少しずつ落ち着いた頃から、バイプレイヤー的な立ち位置でドラマや映画に出演し、女優として存在感のある演技をし始めるようになりました。若さや可愛いさが売りなのはデビュー時と同じでしたが、アイドル的というよりも、キャラクターの良さで愛される女優に変貌していったのです」