人気商売である女優にとって、「結婚」や「離婚」はその活動を左右するものだ。選んだ夫、別れた夫がその後の仕事に影響することもある。芸能レポーターの石川敏男氏が語る。
「かつて松田聖子が“スキャンダルを食べて大きくなった”と言われましたが、時には離婚さえもチャンスに変えることができる。2009年に元夫の押尾学と離婚した矢田亜希子(42)も、最近ではバラエティでも“ぶっちゃけ話ができる女優”として人気が復活しましたからね」
東出昌大(32)の不倫スキャンダルで昨年離婚した杏(34)は、別れて株を上げた。石川氏が続ける。
「夫に非があったことも大きいが、3児の母として毅然とした態度を貫いた杏には女性からも応援の声が寄せられた。ファミリー層向けのCMも多かったので、離婚はダメージが大きいはずなのに、杏のCMは減るどころか目にする機会が増えている」
同様に離婚の可能性が囁かれているのが佐々木希(32)だ。昨年、夫のアンジャッシュ・渡部建(48)の「多目的トイレ不倫」が問題になった上に、大晦日の『絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)復帰騒動と謝罪会見で世間の批判にさらされた。
妻の佐々木のインスタグラムのコメント欄にまで、〈世の中が旦那の不始末で完全に嫌な思いをしてある時に笑顔でインスタ更新続ける不気味さ〉〈嫁として恥ずかしくない?〉などととばっちりの苦情が殺到した。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が語る。
「本人は気丈に仕事を続けていますが、離婚したほうがイメージの面では断然いいと思います。“子供を抱えて頑張っている”と同情から応援に変わる人が増えるはず」