だが、懸念されるのは感染の「後遺症」の影響だという。
「新型コロナの後遺症については詳細がわかっていない部分が多いが、倦怠感や息苦しさなどの体調不良を訴える患者がいる。感染した力士は回復後も激しい稽古が難しくなるという話もあり、本場所で長い相撲になれば息が上がりやすくなるのではないか。そうでなくても35歳の白鵬にとって自身初の3場所連続全休となる。体もしぼんでくるし、本場所でしか得られない相撲勘もどんどん失われていく」(同前)
白鵬は、乱暴な取り口や勝手な振る舞いで批判を集めながらも、「皆勤すれば優勝に絡む」という実力で周囲を黙らせてきた。それが、これまで通りにはいかなくなるという見方だ。
※週刊ポスト2021年1月29日号