ひいきのアイドルや俳優、キャラクターなど(=推し)を思いっきり応援する「推し活」について、本誌『女性セブン』読者1175人にアンケートを実施。「あなたは推しがいますか?」という質問に対して、「いない」は28%、「いる」が72%という結果になった。実に7割の人が「推し」から、癒やしや活力をもらっているということだ。
さらに「あなたの『推し活』歴を教えてください」という質問をしたところ、「2年以上10年未満」が36%、「10年以上25年未満」27%、「25年以上50年未満」が12%、「50年以上」が1%という結果になった。
今回の回答では、推し活歴2~5年程度の人が多数派だったが、一方で、郷ひろみや、浜田省吾やB’z、X JAPANなど、時代を築いたミュージシャンには推し歴30年以上のコアなファンがついていた。
どうしたらそんなに長く推し続けられるのか。アルフィーの高見沢俊彦推し35年のほんのりさん(仮名)は、こう話す。
「あまりのめり込みすぎないことでしょうか。個人的に好きではないな、という時期はライブに行きませんし。それでも、彼らの音楽が好きだから、CDだけは安否確認的に欠かさず買っています。気がついたらほとんど家族に近い感覚。いまや見守り態勢に入った感じです(笑い)。なんだかんだ言っても、高見沢さんの天然キャラと華麗なギタープレーのギャップはやっぱりいいんですよね」
推し歴50年以上の沢田研二の熱烈なファンであり、『沢田研二大研究』の著者である國府田公子さんも「確かに容姿はだいぶ変貌しましたが、ジュリーの人間性は変わらないので、太ったくらいで嫌いになる理由がないんです」と言う。
長く愛し続けられる推しがいるということを羨ましく感じる人も多いのでは?
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2021年1月28日号