小室圭さんを取り巻く火種は、風が吹けば一気に令和皇室全体に燃え広がりかねない危うさをはらむ。両陛下の危機感はいかばかりか。静かな眼差しながらも、毅然とした姿勢で相対されようとしている──。
「この正月、天皇皇后両陛下は揃ってビデオメッセージを出されるという皇室史上初の試みを成功させました。雅子さまのご体調も快復傾向です。
令和皇室が順調に滑り出したいま、秋篠宮家のことで、両陛下の足を引っ張ってほしくない、というのが本音です。次から次に過去のトラブルが報じられる小室圭さんを、結婚行事が行われるまでだけでなく、その後も一切、両陛下にはお目通しさせず、“まったく無関係のまま”にしておくことが最善と考える皇室関係者は多い」
そう語るのは、ある宮内庁関係者だ。
秋篠宮さまが「結婚を認める」と表明され、いまや規定路線となった秋篠宮家長女の眞子さまと小室圭さんとのご結婚。ただ周囲の胸中は穏やかにはならない。
昨年12月、宮内庁の西村泰彦長官が小室家側に「説明責任」を求め、ご結婚問題はもはやプライベートの範疇を超えた。とはいえ、小室さんに説明責任を果たす動きはなく、目立った動きといえば、1月初旬に報じられた「米ニューヨーク州弁護士会主催のコンペで小室さんが準優勝」というくらいのものだ。別の宮内庁関係者が語気を強めて言う。
「小室さん側は“結婚を早められるよう努力している”と言いますが、まるで違う方向にばかり一生懸命になっている印象です。国民への説明の場をつくろうとしないのであれば、秋篠宮さまがおっしゃる“国民の理解と祝福を得た結婚”は到底無理でしょう」
眞子さまが昨年11月に公表された文書には《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》と記された。だが、“皇室全体を揺るがす問題”を、天皇家の中心におられる両陛下は、果たして本当に静かに見守るだけなのだろうか──。
愛子さまのお立場を不安定にさせる
「たしかに、両陛下は眞子さまのご結婚問題について静観されています。ですが、“安心して見守っておられる”というのとは、違うのではないでしょうか」
前出の宮内庁関係者はそう語る。眞子さまの婚約内定会見が行われた2017年、雅子さまは誕生日文書でご結婚について《心からのお幸せをお祈りしております》と言及され、祝福の言葉を綴られた。だが、それから3年以上、雅子さまはご結婚について公の場で一切触れられていない。
「雅子さまはプライベートな場であっても、眞子さまのご結婚や小室さんについての話題にはまったく触れることはなく、頑なに沈黙を守られているといいます」(前出・宮内庁関係者)