1980年、竹内まりやの歌う『不思議なピーチパイ』をバックに、資生堂キャンペーンガールとして鮮烈なデビューを果たしたマリアン。その後、女優としてテレビドラマやバラエティ番組などで活躍した彼女は、1999年にヘアヌード写真集を発表し大きな話題となった。今回、その写真集を手がけた渡辺達生氏が再び撮り下ろし、2人で当時を振り返った。
──出会いは22年前、写真集『MARIAN』(1999年)の打ち合わせで会ったのが始まりだったね。
マリアン:連れて行った子供3人が事務所を駆け回って遊んでいたのに、怒らなくて優しそうな人だなって思ったわ。離婚した時(1998年)にちょうど写真集の話がきたのよね。若い頃の写真が残っていたら嬉しいじゃない? 裸はいやらしいって思う人もいるけど、私はアートだと思っているから、話が合えばやってもいいんじゃないかなって思っていたの。
──2週間ぐらいかけてハワイ島やオアフ島、マウイ島とかで撮影したね。全裸で裸馬を乗りこなしていたのは衝撃だったよ。とても難しいことだったから、現場にいたカウボーイもびっくりしていたのが忘れられない。マリアンはいつだって期待以上の動きをしてくれるからすごく撮りやすいんだ。今日だって、パンティを穿いてないっていうから驚かされたよ(笑い)。
マリアン:写真集の撮影のときだってずっと穿いてなかったわよ(笑い)。ドラマの撮影の時もノーパン・ノーブラだったから、それが普通だと思っていたし、正直あまり好きじゃないのよね。穿くと線が出るし、跡が残るじゃない? それが嫌なの。普段もストッキングは穿くけど、パンティは穿かないわね。ブラも好きじゃないの。
──それだと普通は胸が垂れちゃいそうなのに、あの頃のキレイな形のままなのはすごいよね。
マリアン:お椀型のおっぱいは自慢ね。娘のAmiも母親譲りで同じ形なのよ。ママに感謝ね(笑い)。
──Amiちゃんのことは今でも覚えてるよ。まだ幼かった頃、写真集の撮影の合間にスタッフ皆と一緒にご飯を食べたよね。ハワイのお好み焼き屋さんの座敷で元気いっぱいはしゃいでた。それがまさか20年以上経って、母娘揃って撮影することになるとはね(週刊ポスト2020年11月27・12月4日号掲載)。
マリアン:子育てに忙しくて、この間のAmiとの撮影で達生さんには10年ぶりに会ったけど、何年も経っているとは思えないぐらい、いつも会っていたような感じがしたわ。