きらびやかな照明の下、セクシーな姿の美女たちが、ポールダンスなど華やかなショーを見せる──。六本木の人気ショークラブは、東京都に緊急事態宣言が発令される前々夜の1月6日も、変わらず大盛況だったという。20時も過ぎた頃、多数のダンサーたちが並ぶステージに、1人の男性が登壇した。誰かと思えば「間違いない」の持ちネタで一世を風靡した、お笑い芸人の長井秀和(51)だった。
このショークラブは、メディアなどでも取り上げられることの多い『バーレスク東京』。居合わせた客がその夜の様子を明かす。
「バーレスクには『誕生日プラン』があって、誕生日の客はステージに上がり、美女ダンサーたちに祝ってもらえるんです。その日は長井さんの誕生パーティーが開催されており、長井さんも壇上に上げられ、20人近くの美女たちに囲まれながら、満面の笑顔で写真を撮影していました。女の子たちも長井さんも、フェイスシールドをつけていましたが、長井さんは、撮影の時には外していましたね。女の子ともかなり密着して撮影していました」
店側にこの日のパーティーについて聞くと、「お客さまに関することはお答えしておりません」とのことだったが、1月6日といえば緊急事態宣言が出されることが取り沙汰されていた頃。長井自身も芸能活動の傍ら、焼肉店を経営していることでも知られているが、自らの感染リスクについてはどう感じていたのか。新宿・歌舞伎町の中心地にある長井の店で、本人に聞いた。
──1月6日に六本木で誕生パーティーをされていた?
「ああ……。その日は、昔ながらの店の常連さんに誘っていただいたんです。そのお客さんがバーレスクの常連で、今年だけではなく、ここ数年、毎年、同店で祝っていただいています。時期も時期ですし、一度は断わろうかと悩みました。でも、同じ飲食の店を経営するものとして、何でもかんでも『自粛します』というのは違うのではないかと思うんです。あのお店はセクシーな印象があるから何やかんや言う人もいるかもしれませんが、違法性があるわけではない。それよりも、過度な自粛のほうが、相手のお店にも失礼じゃないかと思ったんです」
──フェイスシールドを取って女性と「密着撮影」していたという話もあります。
「私レベルの芸能人ですと、マスクで顔を隠していたら『誰?』ということになる。私を知っていると言ってくれた子とは、顔が全部写るよう、撮影の時だけは外しました。それ以外はずっと装着していました。でも、そのことを批判されるというのであれば、甘んじて受けます」