「結束こそが前進への道です──」アメリカ大統領就任式(日本時間21日未明)に登場したジョー・バイデン大統領(78才)。
彼が着用したネイビーブルーのスーツにネクタイ、コート、マスクに至るまで長年愛用しているアメリカ発のブランド『ラルフ ローレン』で統一。ファーストレディーとなった妻のジル夫人が着たのは、2017年に設立された新しいブランド『マルカリアン』によるもの。オーシャンブルーのツイードのドレスとコートは、民主党のシンボルカラーでもある。
姪の娘と手をつなぎパレードを歩く米国初の女性副大統領カマラ・ハリス氏は、26才の黒人デザイナーが手掛ける『クリストファー・ジョン・ロジャーズ』のコートとドレスを着用。紫は女性参政権を象徴するカラーで、アメリカの新しい時代を象徴する強いメッセージが込められているのかもしれない。
バイデン新大統領が何度も語りかけたのが“団結”という言葉だったが、その結束力をさらに強めようと“歌”で語ったのが、レディー・ガガとジェニファー・ロペス。歴代の大統領就任の際にも数々のビッグスターが華を添えていました!
●ジェニファー・ロペス(51才)
映画『Shall we Dance?』など数々の作品に出演し女優としても活躍する彼女は、「我が祖国」と「アメリカ・ザ・ビューティフル」を熱唱。全身『CHANEL』で身を包み、アクセサリーはパールでまとめて品と華やかさを演出。
●レディー・ガガ(34才)
力強い歌声で国歌独唱を披露。ひときわ目を引くボリューミーな赤いスカートのオートクチュールドレスに、胸元には「平和の象徴」である金色の鳩のブローチを身に付けた。
過去にはこんな有名人たちも、新大統領を祝った
【バラク・オバマ(2009~2017)】
●ビヨンセ(39才)
オバマ大統領2期目の就任式には“世界の歌姫”が登場し国歌独唱したが、満足のいくリハーサルができなかったことから本番では口パク疑惑が浮上し、当時話題となった。
●アレサ・フランクリン(享年76)
有色人種初の大統領就任式に“ソウルの女王”がパワフルな歌声を披露。群衆のなかには彼女の歌声に涙する人も。