新型コロナ緊急事態宣言の再発令に伴い、不要不急の外出を控える人も多い昨今。買い物はスーパーに週に1度出かけるだけという人も少なくない。そんな中、「業務スーパー(略称:業スー)」を全国展開する神戸物産が最高益を更新している。愛用者である作家の内藤みか氏が改めて人気の秘密に迫った。
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昨年、政府から10万円の特別定額給付金を得たとき、私はすぐにほぼ同額の大型冷蔵庫を購入しました。大容量の食材を保存し、買い出しの回数を減らしたかったからです。おかげでスーパーに行く回数は激減。野菜や肉を冷凍しておくことで、食材を効率良く使い切ることができています。
冷蔵庫が詰まっている安心感
今、わが家の冷凍庫の中には、業務スーパーで買った肉だんごや北海道かぼちゃ、スイーツはごま団子やワッフル、それから2リットルものアイスクリームが入っていて、子どもがディッシャーで楽しそうにすくって食べています。
業務スーパーは大容量のものが多いので、巣ごもりライフにはとてもありがたい存在。何度かに分けて食べる量なので「食材はまだまだこんなにある」という安心感も生まれます。
見たこともない品々に夢中
業務スーパーは全国に890もの店舗があり、その運営元は神戸物産。魅力はなんといっても、ここでしか売っていないオリジナル商品が豊富に揃っていること。海外から輸入された品の多くは輸入業者に神戸物産の名が入っています。そしてスイーツや精肉やパンなど様々な食品を国内自社工場で製造しているため、かなりの安価が実現できているのだとか。
神戸物産は昨年10月の決算では売上高が3408億7000万円(前年比13.8%増)、純利益が238億5100万円(同24.8%増)で過去最高益となっています。コロナ禍で巣ごもりニーズが高まっているとはいえ、リピーターをしっかり掴んでいるからこその増収増益なのでしょう。
私自身も昨年初めて足を踏み入れ、見たこともない品々に驚き、すっかり夢中です。なにしろ、あれもこれも試したいとカゴいっぱいに詰めて会計しても2000円ほどで済んでしまうのです。この驚きの安さにハートを掴まれました。