このところ暗い話題ばかりが多かった秋篠宮家に、久々に明るいニュースが報じられた。『週刊ポスト』(2月1日発売号)は、眞子内親王との結婚が暗礁に乗り上げている小室圭氏が、最近になって宮内庁内で人気回復していると報じている。
その理由は、1月上旬に発表されたニューヨーク州弁護士会主催の論文コンペで準優勝したためで、庁内で「優秀じゃないか」「弁護士として十分独り立ちできるのでは」と評価が上がっているのだという。同コンペの入賞者は、トップクラスの弁護士事務所に所属するケースも多く、順調にいけば年収1億円も見込めるエリートへの登竜門なのだとか。もちろんそれは「順調にいけば」という仮定の話にすぎないが、同コンペで論文審査するのは、ニューヨーク州で最前線に立つ一流弁護士たちなので、将来の上司や同僚になるかもしれないエリートたちから「いい論文だ」と認められた意味は大きい。
小室氏をめぐっては、母・佳代さんの400万円借金問題や、佳代さんや自身の過去の言動が、皇族を妻に迎える家族としてふさわしくないといった批判が多かった。小室氏が能力を示し、将来の生活も安泰だと認められれば、国民も納得しやすくなる。秋篠宮皇嗣は、昨年の誕生日会見で2人の結婚を認めるとする一方で、「国民の多くが喜んでくれる」環境が整うことが望ましいと繰り返している。小室氏の将来が有望だとなれば、眞子内親王の結婚を国民が喜ぶ環境は整うかもしれない。
眞子内親王の結婚が近づけば、待ったなしになるのが女性宮家問題だ。現在の皇室には若い世代が少なく、しかも男性は秋篠宮家の悠仁親王だけ。女性皇族が次々と結婚して皇籍離脱すれば、公務を支える皇族が足りなくなる。そのため、女性皇族にも宮家を持たせ、結婚後も皇族としての務めを続けてもらおうというのが女性宮家の構想である。しかし、これは将来の女性天皇や女系天皇につながるという懸念から、それに反対する保守派には反対論も根強い。