1月20日に開かれた記者会見で、民間病院のコロナ受け入れが少ないことを問われた中川会長はこう答えた。
「コロナ患者を診る医療機関と通常の医療機関が役割分担した結果だ。民間病院は面として地域医療を支えている」
真野医師はこれに反論する。
「PCR検査や発熱外来、医師・看護師しか接種できないコロナワクチンなど開業医ができるコロナ対策はあります。しかし、一部の医師会を除き、1年近く開業医の役割を決めなかった医師会が多い。今からでも遅くないので、医療団体として唯一、全国にネットワークがある医師会は、開業医がコロナ対応をサポートできる体制をつくるべきです」
※週刊ポスト2021年2月12日号